定年退職がきっかけ“腹話術の日本一”目指す女性 「Fー1グランプリ」初戦を突破

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  • Опубликовано: 4 янв 2023
  • 「Fー1グランプリ」をご存知ですか。自動車のレースではなく、「F」は腹話術のことなんです。定年退職をきっかけに取り組み始めた腹話術で、日本一を目指す女性を取材しました。
    ◆相棒は「かなちゃん」
    歌を披露する人形の名前は「かなちゃん」。福岡県岡垣町に住む山下葉子さんの長年の相棒です。山下さんは、人形と一緒に高齢者施設や幼稚園を訪問し、口を動かさずに、話したり歌ったりする腹話術を披露しています。
    かなちゃん「(Q衣装は?)これね、お古なの」
    山下さん「衣装はほとんど手作り。お古とかメルカリとか、新品はほとんど買ったことないですよ。自分でここを縮めたりして、かなちゃんに悪いけどね」
    かなちゃん「今度シャネル買って」
    山下さん「シャネルはちょっと高いけんね」
    山下さんがいま目指しているのは・・・。
    山下さん(腹話術で)「F-1グランプリ」
    ◆「Fー1腹話術グランプリ」
    プロやアマチュアを問わず、全国の腹話術の達人が集まり、「技術」や「意外性」で日本一を競う「Fー1腹話術グランプリ」。決勝戦では、テレビでも活躍するいっこく堂さんなどが審査員を務めます。
    山下さんは去年の大会で決勝戦まで進んだものの、惜しくも優勝を逃しました。再び挑戦してリベンジを果たすため、自宅に作った「腹話術のための部屋」で、日々ネタ作りに励んできました。
    山下さん「ネタ帳を作っているんですよ。テレビで観たりだれかがしゃべったりしたものを、いいなと思うと書き写す。こういう風にしたらいいんだ、ウケるんだとか」
    ◆きっかけは定年退職
    山下さんが腹話術を始めたのは10年前。定年退職がきっかけでした。
    山下さん「55で定年退職したときに、何か元気だし社会貢献したいなと思ったんですよ。自分も笑顔になれて人も笑顔になれるのがいいなと思ったんです。何がいいかなと思ったら、昔から興味があった腹話術をしようと」
    基礎を学ぶため、最初は兵庫県神戸市まで行って修行した山下さん。練習を重ねて、今では人間や動物など20以上のキャラクターを操ります。
    *オランウータンのラッキー
    山下さん「名前をお願いします」
    オランウータン「はーい、ラッキーでーす」
    *白柳徹子さん
    山下さん「きょうは何するの?」
    徹子さん「スクワット。1・2・3・4・5」
    ◆「Fー1グランプリ」1回戦を突破
    腹話術に使うため、普通のぬいぐるみを自分でリメークすることもあります。
    *犬のパグ「わんわん」
    山下さん「これはマジック用品なんですけれど、これは普通のぬいぐるみです。お腹を切って綿を抜いてお腹の部分と手の部分。中にいらなくなった手袋をいれて」
    絶妙なテンポの掛け合いや、見る人の目を引く大胆な動きを得意とする山下さん。今回のFー1グランプリでも、1回戦を突破し、今月審査される2回戦に駒を進めています。
    山下さん「その場に来て、楽しかったと思って頂けたらいい」
    *白柳徹子さん
    徹子さん「(F-1グランプリの優勝は?)そうですね、優勝したいですね。そのときはフランス料理に行こうか」
    第二の人生で飛び込んだ腹話術の世界。山下さんは3月の決勝戦で日本一になることを目指すとともに、今年もより多くの人に、腹話術の魅力を伝えたいと意気込んでいます。

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